「え、ステーキってごちそうじゃないの!?」──そんな声が中高年から上がる一方で、Z世代の若者たちはもうとっくに“ごちそう観”をアップデート済み。SNSでは「ステーキより寿司」「脂で胃もたれする」との本音が飛び交い、昭和の「ハレの日=ビフテキ」神話が崩れつつあるらしい。
昭和の“ごちそう代表”ステーキに、Z世代が冷めた目線
かつては特別な日の代名詞だった分厚いステーキ。だが今、10代〜20代の若者たちは「ステーキ=ごちそう」という概念に首をかしげているようだ。
SNSを覗けば、
「焼き肉のほうが食べやすい」「ステーキ食べる金でスイーツ食いたい」
などの投稿が目立ち、Z世代の間では明らかに“ステーキ離れ”が進行中。
「疲れる・重い・コスパ悪い」三重苦にドン引き?
Z世代がステーキに抱く印象は意外とシビアだ。理由は以下のようなもの:
- 噛むのが疲れる
- 脂っこくて胃にくる
- 値段のわりに満足度が微妙
また、ナイフとフォークで分厚い肉を切るという行為も「非効率」とバッサリ。さらに健康志向の高まりから、「肉なら鶏のほうがヘルシーで好き」といった声も少なくない。
手間や“胃の体力”までコスパ換算される時代に
「そもそも厚切り肉を切りながら食べるのが面倒くさい。そんな手間かけるくらいならスイーツ2個食う」
もはや味じゃなく“食事体験そのもの”が評価される時代なのかもしれない。
「ごちそう=高級」ではなく「気分」で決まるZ世代の贅沢
Z世代の“ごちそう定義”は従来の常識を覆す。
豪華な料理や高級食材である必要はなく、
「コンビニのチキンでも、友達と笑いながら食べたらそれがごちそう」
という感覚が主流だ。
つまり、“誰と・どんな気持ちで食べるか”が、食事の価値を決める。ナイフで肉を切ることよりも、その瞬間の心の満足感こそがZ世代にとっての贅沢なのだ。
ネットの声:「わかる」「胃もたれするのよ」
- 「噛むのめんどくさいはガチ」
- 「わかる。ハンバーグのほうが好き」
- 「脂身多いステーキとか地獄」
- 「コスパ重視はZ世代らしい発想かも」
- 「え、普通に寿司のほうがうれしい」
なぜ“ごちそうの価値観”がここまで変わったのか
この現象の背景には、“自分らしさ”や“無理しない”という価値観の広がりがある。SNS世代の若者たちは、誰かの基準ではなく「今の自分にちょうどいい贅沢」を選ぶ時代に生きている。
それは単なるステーキ離れではなく、“価値観アップデート”の象徴でもあるのかもしれない。
ライター:タケシ
出典:Yahoo!ニュース
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