セブン新社長が“上げ底問題”を初めて明言、「確かにあった」発言が波紋
コンビニ業界の雄・セブン‐イレブンの新社長、阿久津氏がついに「上げ底問題」を公式に認めた発言が話題になっている。過去に炎上した「見かけ倒しパッケージ」や「内容量詐欺」とも揶揄された商品について、「問題は確かにあった」と明言。これまで否定的だった姿勢から一転し、過去の対応不足を反省する形となった。

「商品総点検」プロジェクトの実施で信頼回復を狙う
阿久津社長は、オペレーション部門の社員による“消費者目線でのチェック”を導入し、すでに全商品を見直す「商品総点検」を実施済みだと語る。今後は「おいしいけど面白みがない」との声に応え、「優等生だけど面白いやつ」な商品展開を目指すという方針も打ち出した。
「もう遅い」と冷めた声多数、失われた信頼は戻るのか
ネット上では「遅すぎる対応」といった声が大半を占め、特に「問題を認めたのに修正はしないのか?」という投稿主の疑問が多くの共感を集めた。「あの盛りすぎチャレンジに勝てる気がしない」とローソンとの比較も話題に上がるなど、セブンのブランドイメージは厳しい状況が続いている。
かつての“見せかけ”商品たちが再注目、過去の事例も掘り返される
例として挙げられた「いちご果肉がたっぷりに見えるドリンク」「のりが巻かれているように見えて実は巻かれていないおにぎり」など、過去に炎上した商品の記憶が再びネットで共有されている。改めて“視覚トリック”の影響力と、企業への不信感が浮き彫りになった格好だ。
ネットで巻き起こった反応まとめ
- 「問題認めたのはいいけど、それだけじゃ信頼は戻らんよ」
- 「優等生って誰が言ってんの?自称すぎて笑った」
- 「ローソンの盛りすぎチャレンジ見習ってくれ」
- 「お客目線チェックは評価するけど“面白いやつ”って何?」
- 「あのドリンク詐欺パッケ、今思えばよく許されたな」
- 「前社長がしらばっくれてたのマジで闇深い」
- 「なんかtiktokでバズってから急に認めた感ある」
- 「もう行かなくなって久しい、遅いわ」
- 「“新しさ”とかじゃなくて、普通に量戻してくれ」
- 「ローソンのハムカツサンドが神だったから戻れん」
- 「いちいち自分で面白いとか言うやつ信用ならん」
- 「セブンは会議室で弁当作ってそうって言われてたけど、その通りだったな」
そもそも「上げ底」ってどういう意味?
「上げ底」とは、商品パッケージの中に仕切りや空洞を設けることで、実際の内容量よりも多く見せかける販売手法のこと。見た目にはボリューム感があるように見えるものの、開封して中身を見ると「スカスカ…」とガッカリされることもしばしば。特に弁当やスイーツ系で問題視されてきました。

セブン以外にも「上げ底問題」は起きていた?
実はこの問題、セブン‐イレブンだけに限った話ではありません。他の大手コンビニやスーパー、時には飲食チェーンでも「パッケージ詐欺」や「写真詐欺」などの形でたびたび炎上してきました。消費者のSNSでの声が広まりやすい時代だけに、企業はより誠実な商品づくりが求められています。
ローソンの“盛りすぎチャレンジ”が評価されたワケ
セブンが信頼を失う一方で、ローソンは「盛りすぎチャレンジ」と称して、実際に中身のボリュームを増やす戦略を展開。SNSでは「これでこの値段はすごい」「見た目と中身が一致してる!」と大きな話題に。まさに逆転の発想でユーザーの好感度を獲得した好例といえるでしょう。
“優等生だけど面白い”って何?企業が抱えるジレンマ
阿久津社長の「優等生だけど面白いやつに」という発言も注目されましたが、ネットでは「何それ?抽象的すぎる」といった声も。堅実な品質とチャレンジングな遊び心、両方を両立するのは難しい課題ですが、時代のニーズに合わせて“ワクワク感”をどう生み出すかが今後の鍵です。
なぜ今さら認めた?SNSと企業イメージの関係
上げ底問題は以前からSNSや掲示板で取り上げられていましたが、企業側は黙殺することが多かった印象です。今回、セブンがついに認めた背景には、TikTokやX(旧Twitter)での炎上が無視できないレベルにまで広がったことが要因だとも言われています。現代の企業は、ネット世論を無視できない時代になっています。
管理人コメント
ようやく問題を認めたのは一歩前進かもしれませんが、肝心なのはそこからどう行動するか。消費者の目は厳しくなってるだけに、“見せかけ改革”で終わらないことを祈るばかりです。ローソンやファミマとの競争が激化する中、次の一手に注目です。
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