CD PROJEKT REDが手がける注目作『ウィッチャー4』の最新ゲームプレイ映像が、Unreal Engineによる年次イベント「State of Unreal 2025」にて公開された。グラフィックの美しさ、世界観の表現力に圧倒された観客の間で話題沸騰中である。
リアルタイム操作で魅せる「シリ」の冒険、PS5で60FPS動作
2025年6月、Epic Games主催の「State of Unreal 2025」イベントにおいて、CD PROJEKT REDは、開発中の『ウィッチャー』シリーズ最新作――通称「ウィッチャー4」の最新デモ映像を披露した。
「State of Unreal 2025」にて『ウィッチャー4』のUE5技術デモが披露されました。PS5上でレイトレーシングを有効にし、60FPSで動作しているとのことです。 pic.twitter.com/diifJbeXv2
— ゲームのはなし (@gamenohanashi) June 3, 2025
この映像は、PlayStation 5環境で60FPS・レイトレーシングオンという高負荷設定で動作しており、同作のグラフィック面における自信を示すプレゼンとなった。
プレイアブルキャラクターはシリーズの人気キャラ「シリ(Ciri)」。映像では彼女が鬱蒼とした森を抜け、活気に満ちた街へと足を踏み入れる様子がリアルタイム操作で映し出された。
街中には物乞い、子ども、動物(熊など)が自然に存在し、単なる背景ではなく、都市そのものが生命を持って息づいていることがわかる。山々が連なる自然描写の美しさと、ディテールに富んだ都市部の描写が対比的に映え、映像だけで世界観に没入できる仕上がりとなっていた。
開発チームの狙いとコメント
「これは単なる続編ではなく、“次なるウィッチャー”の幕開けだと捉えています。Unreal Engine 5が可能にする表現力を最大限に活かし、“生きている世界”を構築しました」
――CD PROJEKT RED 開発スタッフ
Unreal Engine 5による技術的ブレイクスルー
同作は、NaniteやLumenといったUE5の最新機能をフル活用しており、特に光と影の表現においては業界屈指のクオリティを誇る。動的ライティングによるリアルな昼夜変化や、環境に応じた音響効果も体験の没入感を高めている。
ゲームファン・業界へのインパクト
今回のデモ公開を受け、業界関係者やゲーマーの間では大きな関心が寄せられている。特に次世代コンソールにおける実動作の確認ができた点は、開発の順調さをアピールするものとなった。
一方で、過去作「Cyberpunk 2077」の初期不具合を経験したファン層からは、「慎重な期待」の声も聞かれる。
また、Epic Gamesとの密接な連携により、Unreal Engine 5の採用スタジオがさらに増加する可能性も指摘されており、同技術の業界標準化を後押しする要因ともなり得る。
SNS・ユーザーの反応
- 「これマジでPS5で動いてるの…?映像美すぎてびびった」
- 「街の人間がちゃんと生活してる感じ出てるのが好き」
- 「シリ操作なの熱い。ウィッチャーの未来って感じ」
- 「Unreal Engine 5ってほんとにスゴイな。CDPR頑張ってくれ」
- 「サイパンのトラウマあるから油断はしない。でも期待してる」
“次世代ウィッチャー”への第一歩
『ウィッチャー4』のリリース時期は現時点で未定とされているが、今回のプレイ映像公開により、開発は次のフェーズに進んでいることが確実視されている。新たなファンタジーの世界に、再び世界中のゲーマーが惹き込まれようとしている。
文:翔
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