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【リアル地面師】詐欺で3人逮捕 大阪の一等地ビルを狙い14.5億円詐取か

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「地面師」と呼ばれる不動産詐欺グループが、またも摘発された。被害総額はおよそ14億5000万円。大阪の一等地にあるビル3棟を舞台にした大胆な手口は、まるで犯罪ドラマのような展開を見せている。司法書士まで巻き込んだ巧妙な工作に、ネットでは驚きと怒りの声が広がっている。

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大阪市の一等地で「地面師詐欺」 被害額14億超

大阪府警が6月4日に発表したところによると、逮捕されたのは東大阪市在住の会社役員・福田裕容疑者(52)と、住居不定・職業不詳の粂陵平容疑者(24)ら3人。彼らは去年2月から3月にかけて、大阪市中央区にある店舗兼集合住宅3棟の売買をめぐり、他人になりすまして現金約14億5000万円をだまし取った疑いが持たれている。

被害に遭ったのは、購入を持ちかけた別の不動産会社の40代男性2人。不動産売買の契約は被害者の会社内で行われ、契約の場には司法書士や不動産情報の提供者も同席していたという。信頼感を装い、現金を直接受け取っていたとみられる。

巧妙すぎる偽装工作 印鑑登録と虚偽登記の手口

福田容疑者らはまず、大阪市に偽造された印鑑登録申請書を提出し、他人名義の運転免許証を使って虚偽の印鑑登録を取得。さらに粂容疑者が、実在する不動産会社の代表取締役に就任したという虚偽の登記を行っていた。

司法書士も同席 偽装に信憑性を与える一因に

被害者との契約時には司法書士も同席しており、専門家の存在が「正当な取引」に見せかける大きな要因となった。ある業界関係者はこう語る。

「こうしたケースでは、関係者の肩書きや登記の正しさが取引の信頼を左右する。司法書士が同席していたと聞くと、誰も疑おうとしない」

警察は組織的犯行と断定 余罪の可能性も

事件の発端は、被害者側の代理人弁護士による相談だった。警察は福田容疑者が詐欺グループの指示役である可能性が高いとみて、余罪の有無も含めて慎重に捜査を進めている。

SNSでは怒りと警戒の声

  • 「司法書士までグルってどういうこと…?」
  • 「地面師ってまだいるのかよ、昭和の話じゃなかったのか」
  • 「一等地3棟で14億、現金で持ってかれるのヤバすぎ」
  • 「自分も不動産関係だけど、こういう話ほんと怖い」
  • 「偽造登記って、そんな簡単にできるもんなの?」

不動産業界への警鐘 見抜けなかったリスクと再発防止

今回の事件は、不動産取引の「盲点」を突いた極めて悪質なケースだ。見た目だけでは判別しにくい偽造書類や、登記上の信頼性が悪用されたことで、専門家をも欺いた点が注目されている。

不動産業界では、今後こうした地面師的手口への警戒感が一層高まるだろう。契約時の本人確認や登記書類の真正性のチェックなど、従来以上に多段階の検証プロセスが求められることになりそうだ。

警察は今後、詐欺グループの全容解明に向けて捜査を進めるとともに、同様の被害が他にもなかったかを徹底的に調べる方針だ。

ライター:望月結衣

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