「にじさんじの叶（かなえ）って何やらかしたの？」──ここ数日、X（旧Twitter）や掲示板にこんな書き込みが溢れています。GTA RP（#MADTOWN）配信での“セクハラ演出”疑惑をきっかけに、中国を中心とした海外ファンから批判が殺到。切り抜きが一気に拡散し、バーチャル界隈がザワつく事態に発展しています。今回は騒動の流れを整理しつつ、ネット民の温度感をまとめました。
発端はGTAスト鯖での“悪ノリ”――女性V「りりむ」へのセクハラ行為
事の発端は2025年6月7日、GTA RPサーバー配信中のワンシーン。
りりむがゲーム内で気絶→敵役の叶に拉致→味方ストリーマーのファン太が倒れたりりむの足の間でしゃがんだり、心肺蘇生を装って接触──という流れが「セクハラでは？」と物議を醸しました。りりむは「やだやだやだ」「この世界で一番気持ち悪いかも」と拒否気味のリアクション。しかし叶は制止せず傍観。
翌日以降、この切り抜きが海外リスナーによりアップされ、中国語圏SNSで「女性蔑視だ」「人権意識が低すぎる」と炎上。叶のXには中国語リプが大量に押し寄せ、“国際問題化”の様相を呈しています。
叶＆ファン太の対応と弁明 「本気で嫌がっていなかった」発言が火に油？
批判を受け、叶は6月10日の配信で謝罪。
「僕ら的にはチョケ（おふざけ）だったけど、見え方が悪かった」と釈明し、りりむ本人にも連絡して「問題ないと言ってくれた」と説明しました。ところが「嫌がってなかったからセーフ」という理屈が海外ファンに刺さらず、さらに炎上が拡大。
ツッコミどころ・注目ポイント
「怒ってるのは友達がいない人」「これぐらいライトなセクハラだよ？」
――といった煽り気味の発言も切り抜かれ、燃料を追加する結果に。
ネットでの拡散と議論の広がり
◆ RedditのNijisanjiファンコミュニティでは「日本側は擁護ムードだが、世界的にはアウト」という意見が上位に。
◆ Girls Channelや5ch系まとめでも「ガチでセクハラ」「ファン太が主犯」「りりむが了承してるなら演出でしょ」など賛否両論が噴出。
◆ Xでは叶のフォロワーが1日で約4,000減と指摘する投稿もあり、火の手は収束していません。
読者の声・SNS反応
- 「ゲーム内でもアウトはアウト、ネタじゃ済まん」
- 「叶は見てただけって言うけど止めなかったのが一番ヤバい」
- 「中国勢の怒り方エグい、文化の違いデカすぎ」
- 「ファン太たたけ←わかる 叶たたけ←まあわかる」
- 「演技とセクハラの線引き、スト鯖の課題やな」
“炎上演出”と“コンテンツ倫理”――配信者が越えてはいけないラインとは
ストリーマー鯖は「なりきり劇場」の面白さが魅力ですが、視聴者の文化圏が広がるほど、“笑い”と“ハラスメント”の境界はシビアになります。今回は「演出＝ネタ」が通じなかった典型例。
今後、にじさんじ運営や参加ライバーがガイドラインをどう整備し、国際的な視点でリスク管理を図るか――配信文化の成熟度が試される局面と言えそうです。
ライター：タケシ
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