「あれ……ワンピースって、海賊漫画だったよな?」——そんな読者の戸惑いとツッコミが全国で飛び交ったのが、6月2日発売の週刊少年ジャンプ掲載『ONE PIECE』第1150話『黒転支配(ドミ・リバーシ)』。イム様の“悪魔契約”なる新設定に、ファンの間では「神回!」「いやもう意味不明!」と賛否両論が大噴火している。
「海賊漫画」から「神話漫画」へ?話題の核心はイム様の“契約”
今回話題になったのは、長年謎に包まれてきたイム様の能力がついに判明したシーン。巨人族のドリー&ブロギーが、“悪魔の穴”に飲まれてイム様の支配下に置かれるという衝撃展開だった。
この“悪魔契約(アー・クワール)”の概念に、ネットは大混乱。「え?それアリ?」「ドリーとブロギー、まさかの敵化?」とざわつく読者続出。イム様が「神」的な存在に近づいてきた一方で、ルフィやゾロといったお馴染みのメンツは出番ゼロ。
「ルフィどこいった?」不満爆発の声
じつはこの数話、ルフィは全然登場していない。それもあってファンの不満はピークに。
「尾田っち、スピンオフ描いてるんじゃなくて本編でしょ?」「ルフィがいないONE PIECEって、なんか味がせん…」
ご都合感がすごい? 巨人2人の扱いにツッコミ殺到
“穴に落ちたら悪魔に支配される”という唐突すぎる展開に対しては、
「ジャンプって何曜日発売だったっけ?木曜の深夜テンションで描いたの?」「ドリー&ブロギー、こんな使い方でええんか…」
など、かなりガチめのツッコミが並んだ。かつて“エルバフ編”で名を轟かせたキャラが、まさかの噛ませ展開とは……。
ネットの拡散で考察勢も大興奮
一方で「悪魔契約=Dの意志や空白の100年に通じる何かでは?」といった声もあり、考察クラスタは興奮気味。「ONE PIECE版・旧約聖書だろこれ」といった考え方も広がり、SNSではハッシュタグ #ドミリバーシ がトレンド入り。
とはいえ、シリアス展開に割り込むモブ巨人の「目ん玉飛び出しギャグリアクション」や「説明台詞の多さ」には、冷ややかな目も。
「ギャグ顔いる?イム様出てるんだよ?」「もうセリフで全部説明しちゃって、なんで絵で見せないの…」
読者の反応:5ch・X風まとめ
- 「ルフィ!! はやくきてくれー!!」
- 「穴に落ちたら悪魔化は草」
- 「今週のジャンプ、情報量はすごいのにテンションが謎」
- 「悪魔契約がDの意志につながるって展開は好きだけど演出がダサい」
- 「ギャグリアクションやめろマジで」
いま“昔のワンピ”と“神話ワンピ”がぶつかってる
今回の賛否は、「昔ながらの海賊漫画を求める層」と「世界観の深化を楽しむ層」の価値観の衝突とも言える。「あの頃のONE PIECEが好きだった」読者が置いていかれている感覚と、「ついに来た神展開!」という考察勢の熱量。この両者の温度差は、最終章に入ってますます顕著になっている。
尾田栄一郎が描く“ONE PIECEの本質”が何であるのか。ルフィの再登場で物語はどう動くのか。次号への期待はいやが上にも高まる。
ライター:タケシ
出典URL:https://weekly-jitsuwa.jp/archives/21197
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